調査データ
同一労働同一賃金.com > 調査データ > (速報版)同一労働同一賃金に関する企業の取り組みアンケート調査結果
(速報版)同一労働同一賃金に関する企業の取り組みアンケート調査結果
2017年10月02日
株式会社新経営サービス 人事戦略研究所では、人事情報サイト「日本の人事部」の利用者を対象に「同一労働同一賃金に関する企業の取り組み実態」について調査を行いました。総務・人事部門を中心に248名からの回答を得て、以下に結果の速報をとりまとめました。
本アンケート調査は、質問のカテゴリを「認知度」「自社への影響度」「取り組み度」「本人意見」の4つに区分しています。速報版では「認知度」「自社への影響度」「本人意見」に関する概要を記載し、「取り組み度」については、次回詳細レポート(2017年10月下旬頃予定)にて公表します。
調査期間 | 2017年8月~9月 |
---|---|
回答者属性 |
|
|
|
|
|
|
結果の概況
認知度について
「認知度」のカテゴリでは、「法制化の動きについて知っているか?」「同一労働同一賃金ガイドライン案の内容を理解しているか?」という2つの質問を行った。
法制化の動きについては、「知っている」(「よく知っている」「一通り知っている」「知っているが内容は理解していない」)と答えた人が約9割を超えたが、ガイドライン案の内容については、「理解している」(「よく理解している」「ある程度理解している」)と答えた人は約5割に留まった。
自社への影響度について
「自社への影響度」のカテゴリでは、「法制化の動きは、自社に影響があると予想するか?」「法制化された場合、あなたの会社の総額人件費にはどのような影響が予測するか?」という2つの質問を行った。
自社への影響有無については、「影響がある」(「大いに影響がある」「ある程度影響がある」)と答えた人が約7割となった。総額人件費は、「上昇する」(「大きく上昇する」「上昇する」)と答えた人が約6割、「変わらない」と答えた人が約3割となった。
本人意見について
「本人意見」のカテゴリでは、「同一労働同一賃金法案についてあなた自身は賛成か?反対か?」「賛成の理由・反対の理由は何か?(自由記述)」という2つの質問を行った。
賛成・反対については、「賛成」(「賛成」「どちらかといえば賛成」)と答えた人と、「反対」(「どちらかといえば反対」「反対」)と答えた人がほぼ半数ずつとなり、回答が割れる結果となった。
賛成理由は、「同じ仕事であれば、賃金は同一であるべき」「非正規社員のモチベーションアップにつながる」といった意見が多かった。一方で反対理由としては、「何を持って同一労働とするのか曖昧だから」「日本の雇用慣習において欧米型の考え方は馴染まない」などの意見が目立つ結果となった。